【マンガ感想】『ヴラド・ドラクラ 1巻』「それは英雄か、怪物か。」

ヴラドドラクラ表紙1巻 マンガ感想

こんにちは、峰晃です。

 

今回は壮大な歴史巨編。あの吸血鬼ドラキュラのモチーフとなった、「串刺し公」ヴラド3世が主人公の歴史コミックです。

 

昨今だとFGOとかで有名ですよね。自分もランサーのほうもバーサーカーのほうもよく使ってます。

 

串刺しにした敵兵を並べて敵軍を威圧し、士気を落として退けたという残虐なエピソードから始まり、後年ブラム・ストーカーの創作である『吸血鬼ドラキュラ』とイメージが結びついた結果とにかく「串刺し公」「吸血鬼」という悪者の印象が強い偉人です。

 

が、冷徹な治世を敷いたのは事実であっても、それは小国であった自国ワラキアを守るためのものであり、護国の英雄としての再評価がされてきています。

 

そのヴラド3世を歴史的側面から描くのが、今作『ヴラド・ドラクラ』になります。

 

あらすじ

「この国の公が、いかに名だけの存在であるか」

当時のワラキア国内の政治経済は大貴族に支配され、君主は貴族の傀儡と化していた。

ヴラドは権力も人も財も持たない状態から、貴族支配を崩すための静かな戦いを開始する--。

--1巻帯より

 

ヴラドが公に即位した当時のワラキアでは、様々な政治的要因が重なって「公」の権威が失墜。

 

ほぼ貴族が政治の実権を握り、公は話を聞いてハンコを押しているだけでいい、という扱いを受けている有様でした。

 

その状況を憂えたヴラドは、公の権力を取り戻すべく、策謀を巡らせ、仲間を増やし、貴族たちの権力を奪い取らんと静かに行動を開始します。

 

1巻までの感想

 

ヴラド3世を題材にした作品で、君主としての彼を描いた作品は実は少なく、恐らくマンガとしてはこれが初めてなのではないでしょうか。

 

今作のヴラド、とにかく表情に乏しい。常に無表情で、淡々と物事を進め、敵対した貴族に首を落とさせる際も一切表情が変わらない。

 

1巻の中で、彼の表情が明確に変わったのはたった1度きり。

 

その凄絶な笑顔としか表現しようのない顔は、普段からあまり感情が顔に出ない物静かな人という描写をされてきたからこそ非常に強く印象付けられます。

 

あ、この人やっぱり串刺し公だわ。

 

と納得してしまうような残虐性の片鱗を見せつけられるといいますか。

 

串刺し公と呼ばれ、冷徹残虐な治世を敷くことになるとわかっているからこそ、この物静かに見えるヴラドがどうなっていくのか。歴史がわからなくても楽しめる作品です。

 

実際、自分はワラキア(ルーマニア)の歴史とか全然わからないですしね……。

 

ヴラドは公でエライ人なので、周りの人間関係は基本的に主従関係になるのですが、ヴラドのいとこであるシュテファンとのやりとりはとてもほっこりします。

 

気心の知れた仲だからこその信頼と気安さがやりとりからにじみでているといいますか、シュテファンがタメ口でヴラドが敬語なのがすごく読んでてかわいいです。

 

あと子供の頃(といってもヴラドは既に青年の姿ですが)のヴラドとシュテファンの絵面も、親を亡くしてしまった年の離れた兄弟、って感じがしてすごく好きです。実際は国に追われてるようなものなので親亡くしたどころじゃないですが。

 

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まとめ

 

1巻はまだまだ序章、といった感じで、ヴラドによる貴族の粛清がいよいよ始まったところで終わっています。

 

2巻はさらに多くの血が流れる展開が待っていることでしょう。

 

その血の中にクソジジイアルブの姿があるのを楽しみにしてしまう自分がいます。

 

1巻出てからそろそろ1年が経つのですが、2巻の発売日はいまだ未定です。

 

気長に待ちましょう。それではまた!

 

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