【マンガ感想】とんがり帽子のアトリエ 4巻

 付録に感動してついつい限定版を先にレビューしてしまいましたが、今度こそ大本命の本編です。

 今回中心となるのは、「自分のやりたい魔法しかやらない」少女、リチェ。そして魔法使いの第2の試験です。
 リチェらしい魔法しか使いたくない、と主張し続ける彼女には重い過去がいままでも見え隠れしていましたが、今回その片鱗が伺えます。(まあ弟子たちみんな重い過去しょってそうですが)
 リチェはそのままのリチェでいてくださいね、と言い残して去る「リリ兄」、そしてリチェの魔法を落書き扱いして処分しようとする「先生」……。ここから推測するにはまだまだ情報が足りませんが、リチェにとって良い影響と悪い影響をそれぞれ与えた人がいる、ということはわかります。
 あとはリリ兄はとんがり帽子をもらっていることから、正式に魔法使いになって先生? とともに本部へ去ったのでしょうか。お世話になった兄のような人、ではなく血縁のほうが可能性として高そうですね。

 

 第2の試験でアガット、リチェとともに試験を受ける新しい登場人物、ユイニィも良いキャラクターですね。
 出来の悪さから弟子を疎んでいる(現状ではそうとれる)師匠と、それゆえに自信を持てないでいる卑屈な弟子という一見問題を抱えている師弟です。
 が、ユイニィは「そしたら先生が自慢の弟子だってボクのこと褒めてくれたりなんちゃったりして」と言ってるところから師のことは嫌いではないようです。この流れはユイニィが頑張っても先生は認めてくれないか、本当に褒めてくれてユイニィの大きな成長につながる……とかそういう方向に行くんでしょうね~普通ならね~
 大変なことになっているユイニィが帰ってこられるのかが一番心配です……。

 

 そして試験に参加しない主人公たちは、こっちはこっちで「つばあり帽」の陰謀(おそらく)によりゴーレムに襲われ、キーフリー先生は大ケガだし金細工の亡霊(亡霊?)たちに襲われるしのしっちゃかめっちゃか。
 とにかく息つかせず、怒涛の如く畳みかけてくる4巻でした。
 限定版特典のぬりえをして心を穏やかにしようにも、この美しい線画に描き込みなんて恐れ多い……(まだ言ってる)

 

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