【マンガ感想】幸色のワンルーム 1巻

 

幸色のワンルーム(1) (ガンガンコミックスpixiv)

 

  7月22日に2巻が出るようです。Twitterで話題になったやつですね。

 

 Twitterで見かけたときは男女の共依存関係いいな~と思っていたんですが、いざ書籍になってから書き下ろしも含め読んでみたらなんだかいまいちでした。

 

 誘拐犯の青年と、その被害者である幸(さち)。

 幸は家では虐待を受け、学校ではいじめられており、助けてくれる人は周りに誰もいません。誘拐され、その誘拐犯が初めて優しくしてくれた人で、誘拐犯と結婚するとまで言い出します。

 

 不幸な人生を送ってきた幸が、誘拐されたことで幸せを知る――まではいいんですが、なんていうか、中途半端に感じるんですよね。

 幸は青年に傾倒するわけではなく、相手は誘拐犯かつ偏執的なストーカーであり、それが異常であることをきちんと理解している。青年は青年で、自分が犯罪者であり、大手を振って外を歩ける立場ではないことを理解している。

 現実に即しているんでこの設定に問題があるわけでもないんですが、そのうえで結婚だのなんだのと仲良しごっこをしている感が強くて、リアルに近いからこそそんなことしてる場合じゃなくない? という気になってしまうんですよね。

 いっそ開き直ってふたりとも偏執的な共依存に至り、それを現実というものに破壊されるとかくらいに突き抜けてくれたほうがよかったんじゃないか?と思います……。

 まあそうすると二人の関係性がそこで完結してしまうんで、続きとして話がつくりにくいだろうというのもわかりますが。

 

 大筋はウェブ上で見られるので、購入する際は中身を見てからでも遅くないと思います。2巻は……私は買わないかなあ……。

 

幸色のワンルーム(2) (ガンガンコミックスpixiv)

 
幸色のワンルーム(1) (ガンガンコミックスpixiv)

 

 

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