【アニメ録】ガイコツ書店員本田さん2話 A「売り場のイカれたメンバーを紹介するぜ!」B「本と指示書と私」C「それいけ!アザラシさん」【感想】

こんにちは、峰晃です。

 

10分ちょっとで書店員のことが(だいたい)わかる、ガイコツ書店員本田さん2話の感想です。

 

作中に出てきた元ネタ本まとめもありますよ~!

 

 

Aパート「売り場のイカれたメンバーを紹介するぜ!」

短い中に本屋事情がめちゃくちゃ詰まってるので、3パートくらいに分けての感想です。 

 

コミックの新刊準備がヤバい話

大型連休前の書店の地獄のような忙しさ。

 

自分が一番長く勤めてたところはここまでではありませんでしたが、

 

それでも普通は分かれてやってくる新刊たちが一度にやってくると準備がおっつかない。

 

ここにワンピースみたいな大型作品が混ざるともう地獄オブ地獄です

 

というのも、これコミックというジャンルが抱えてる特殊性に起因します。

 

一般書籍(小説、実用書、エッセイなど)でビニールがかかってる本ってあんまりないですよね?

 

コミックはほとんどの書店でシュリンク(作中でパックと呼ばれてます)がかけられています。

 

これをかける作業は書店側がやります。当然ながら新刊が店に届いてから始まります。(現在、出版社がシュリンクをかけているのは講談社だけのはずです)*1

 

さらに早期購入特典とかでついてくるペーパー、小冊子。あれを挟み込むのも書店でやります。

 

もっとひどいすごいのになると、出版社からペーパーのデータだけ届いて「印刷して切って挟んでおいてね☆」って言われます。書店が。

 

その作業がなければ、まだこんな必死にならずに済むはずなのです……。 

 

書籍扱いと雑誌扱いの話

 

本田さんの言う通り、コミックには早く入ってくる書籍扱いと、発売日厳守の雑誌扱いがあります。

 

書籍扱いが早く入ってくるのは、そもそも書籍には厳密には発売日がないのです。

 

届いたらすぐに店出ししたり、早く来ても発売日を守ったりとそのへんは書店次第ですが。

 

そして雑誌扱い。これは協定というものがあり、いわゆる早売りをしてしまうと企業間の大問題になって入荷させてもらえなくなったりするので、守らなければならないのです。

 

コンビニとかで早売りしてるやつはそのへんどうなってるのか、コンビニに勤めたことがない自分にはよくわからないのですが……。

 

そして、いわゆる特装版とかでDVDがついているやつ。先に売ってたりしますよね。

 

あれはマルチメディア扱い(書籍扱い)になるので、通常版が雑誌扱いコミックだと、一緒に届いたとしても「いま店頭に並べられるのは特装版だけ」という状況が起きるのです。

 

アメコミの話

 購入する人ならわかると思いますがマジでデカいand重い

 

段ボール箱にぎっちり詰まった状態のアメコミはとてもじゃないですが持ち上げて運んでいけるレベルではない

 

ちなみにスパイダーマンデッドプールのブロマンスのおかげで、そういうお姉さま方の購入が増えたジャンルでもある。

 

ところで嵐のような忙しさに追われて、メンバー紹介になってるような、なってないような。

 

元ネタまとめ 

俺物語(カミブクロ先輩が出しても出してもなくなるやつ)

連載当時、メディアミックス等で大流行していた。

 

亜人(ラビットヘッドちゃんが抱えてる新刊の束)

 新刊が出ると飛ぶように売れる。

 

進撃の巨人(本田さんが抱えてる新刊の束)

 新刊が出ると飛ぶように売れるその2。

 

ヤングマガジン(カミブクロ先輩が掘り出した束)

そんなに売れてる風でもないのに、気づいたらなくなってる率高し。雑誌もシュリンク、あるいは紐かけが必要なため、売り場に出すには準備がいる。

 

刀剣ずかん(フルフェイス先輩が困ってるやつ)

刀剣乱舞が流行ってから、便乗して関連書籍がいっぱい出た。芸術書売り場へ交渉してるところを見ると、キャラ関係ないタイプの関連書籍。

 

スパイダーマン(クモの糸出せるマン)・キングスマン(紳士がスパイで暴れるマン)・スーパーマン(すごいマン)

それぞれマーベル、 小プロ、DC。スパイダーマンとスーパーマンは言わずもがな、キングスマンは連載当時、映画1作目の上映中だった。

 

 

Bパート「本と指示書と私」

大きいところはいいよね~前もって何冊入ってくるかわかって……。 

 

自分がいたところは3日前にならないと正式に何冊入荷してくるかがわかりませんでした。

 

というのも、出版社と書店の間には取次という問屋さんがおり、どの書店に何冊入荷するかというのを決めているのです。(配本といいます)

 

本田さんのいるところは大きな書店のようなので、おそらく書店側が希望する配本数がほとんど通ってるんだと思います。

 

地方とか、小さいところで前の巻の売り上げが芳しくなかった、とかだと

 

50冊頼んで5冊しか来ないとか普通にあります

 

このシステム、雑誌とかで首を絞められることが多いんですよね……。

 

次号の特集で明らかに売れることがわかっているのに、前号の売り上げが良くなかったからって配本数を減らされる……。

 

そして案の定めちゃくちゃ売れて追加を頼むと、出版社ももう持ってないよ☆と言われる……。

 

お客様から「発売したばっかりなのになんで取り寄せられないの」(大変ごもっとも)と不満をいただく……。

 

誰も幸せにならない……

 

いや、もちろん洗練されたシステムではあるんですよ。あるんです。

 

元ネタ

ワンピース

マジで狂った数がやってくる。(普通のコミックが多くて50冊くらい、ワンピースが300冊くらい)(自分がいた書店の話です)

 

Cパート「それいけ!アザラシさん」

アザラシさんは黒い。

 

まとめ

1話めがだいぶ外国人の面白いお客様&ヤオイガールズというコアな話だったところから、2話で一気に書店内部の裏話になってきました。

 

タイトル「10分でわかる!書店員」とかでも良さそう。

 

3話は出版社の営業さんの話と、ざっくりした問い合わせの話みたいですね。楽しみに待ちましょう。

 

それではまた!

*1:書店でたまに言わないとビニールを剥がしてもらえないことがあると思いますが、たいていの場合講談社のコミックのはずです。というのも、講談社シュリンクをかけているコミックは、ビニールにくっついているバーコード付きのシールがないと、もしお客様から返品されたとしても、書店が出版社に返せなくなってしまうのです。

ビニール剥がしたけど返品できたよ?って時は、書店側がなんとかやりくりしてます。

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